User:Ananda/クリエイティブ・コモンズ

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このページでは特に日本語版ウィキペディア・ユーザーにとってなじみの薄いクリエイティブ・コモンズ・ライセンスのウィキメディア・コモンズにおける扱いについて解説します。

クリエイティブ・コモンズ

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クリエイティブ・コモンズとは?

ja:クリエイティブ・コモンズに詳細があります。要はクリエイティブ・コモンズ・ライセンスを発行している団体です。余談ですが、当ウィキメディア・コモンズとクリエイティブ・コモンズは全く関係のない団体です。以下ではウィキメディア・コモンズはコモンズクリエイティブ・コモンズはCCとします。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは?

ウィキメディア財団で採用されているGFDLと同じく一種のライセンスです。

単に「この画像はフリーです。自由に使ってください。」とあなたが宣言しても、あなたの画像を利用しようと思った方はどこまで自由に使って良いか分かりません。あなたの宣言した「自由を」他人が悪意に解釈して、あなたの撮った美しいパリの光景を汚く改変して、あなたの撮った写真そのものであるかのように公開されたり、勝手に「私の画像です」とか言って著作権を横取りされるととイヤですよね。

CCライセンスは上記の問題を起こさないようにということで、自分の著作権をキープしておきながら、他人に自分の作品を「自由に」使ってもらうためのライセンス(契約)です。自由の度合いも、著作権保持者が設定する事ができます(一部のライセンスは、コモンズでは利用できません。#クリエイティブ・コモンズ・ライセンス)。

なぜクリエイティブ・コモンズ・ライセンス

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ウィキメディア・コモンズではCCライセンスの導入をおすすめしています。たとえば理由として以下が挙げられるでしょう。

  • GFDLではcopy(複製)、modify(改変)、distribute(配布)しか認められていませんがたとえばCCでは多数の利用法が認められるため、利用者にとって利用の幅が広がることになります。また、CCは最近人気のライセンスであり、たとえばウィキトラベル(CC-BY-SA)などの外部のサイトも好んで採用しており、この意味でもあなたの画像が広く利用される様になります。
  • GFDLは画像や短い文には不向きと考えられています。これは、特に印刷したときにすべての画像に一つ一つGFDL全文を掲載しなければならないためです。この点で、画像などに対してはCCでライセンスする事が望ましいと言えます。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

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CCライセンスには以下の4つのオプションが用意されており、これを組み合わせることであなたが他人にどのようにあなたの作品を使ってもらうかを強制する契約を作ります。

  1. 表示(attribution, BY)
    • このオプションをあなたの作品につけることで、あなたはあなたの作品の利用者にあなたの名前と、あなたの作品の改変者の名前を記載ことを要求します。これは、あなたの作品が改悪され発表されたときに、あなた以外の改変者の記録が残るため、「あなたのオリジナルな作品」として発表されません(つまり、改悪による名誉毀損を防ぐことができます)。
  2. 継承(Share Alike, SA)
    • このオプションをあなたの作品につけることで、あなたは利用者に他のライセンスを張り付けないように要求することができます。つまり、このライセンスを張り付けた作品は著作権保持者以外、その作品のライセンスの変更はできません。通常他のオプションと一緒に利用されます。
  3. 非営利(NonCommarcial, NC)
    • このオプションをあなたの作品につけることで、あなたは利用者に商用利用を禁止することができます。ただしコモンズではこのライセンスのある作品を受け入れていません(削除されることもあります)。
  4. 改変禁止(NonDeprive, ND)
    • このオプションをあなたの作品につけることで、あなたは利用者に派生作品の創作を禁止することができます(改変を禁止します)。ただしコモンズではこのライセンスのある作品を受け入れていません(削除されることもあります)。

受け入れられうるライセンス

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コモンズでは営利使用ができ改変ができ、再配布が認められていない画像を受け入れて居ません。そのためコモンズで扱えるCCライセンスの種類としては以下が認められています(ただし、ライセンスの管轄地や、ライセンスのバージョンに付いては省いています)。

  • CC-BY
    • これをあなたの作品にライセンスする事で、あなたの作品の改変者にあなたの名前と改変者の名前すべてを表示するように要求します。これにより、画像改悪による名誉毀損行為からあなたを守ります。
  • CC-SA
    • SA自体はあなたが添付したライセンスではない他のライセンスを張り付けることを禁止するものです。CC-SAの場合、他に、BY, NC, NDなどの条件が付いていませんので、CC関連では一番制約がなく一番自由に利用できるライセンスと言えるでしょう。ただし、改変者はCC-SA以外を張り付ける事ができないという制約(感染性)が有ります。
  • CC-BY-SA
    • CC-BY-SAはCC-BYの最初の著作者と改変者の名前を残すと言う条件に加え、その契約を改変者の作品にもライセンスするように強制するライセンスです。GFDLとよく似ていますが、GFDLとの互換性は有りません。GFDLにライセンスされた"他人の"作品をCC-BY-SAにライセンスする事はできませんし、逆も不可能です。

関連項目

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外部リンク

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付記(このページに付いて)

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このページはクリエイティブ・コモンズについて記述されたページであるにも関わらず(汗、GFDL1.2の元ライセンスされています。ですので、編集の際は上記サイトからのCCライセンス文の転載などは避けてください。

なお、このページはクリエイティブ・コモンズについて記述していますが、ウィキメディア・コモンズ上でのCCの扱いについてはこのページのノートか上記サイトではなくcommons:井戸端でおたずねくださるようお願いします。