File:NDL1018273 評釈十六夜日記 - 厳密対照 part1.pdf

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Summary

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評釈十六夜日記 : 厳密対照   (Wikidata search (Cirrus search) Wikidata query (SPARQL)  Create new Wikidata item based on this file)
Author
鈴木, 等三郎
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Title
評釈十六夜日記 : 厳密対照
Publisher
不老閣書房
Language jpn
Publication date

1925

大正14
Place of publication JP
Source

doi:10.11501/1018273

institution QS:P195,Q477675
Creator
InfoField
鈴木等三郎 著
Publication Place
InfoField
東京
Subject: NDC
InfoField
915
Extent
InfoField
222, 14, 5p ; 19cm
Material Type
InfoField
Book
Source Identifier: JPNO
InfoField
43050445
Date Digitized: W3CDTF
InfoField
2010-03-31
Audience
InfoField
一般
Title Transcription
InfoField
ヒョウシャク イザヨイ ニッキ : ゲンミツ タイショウ
Publisher Transcription
InfoField
フロウカク ショボウ
Source Identifier: NDLBibID
InfoField
000000597731
Call Number
InfoField
544-137
Creator Transcription: NDLNA
InfoField
スズキ, トウサブロウ
Creator: NDLNAId
InfoField
00349003
Note
InfoField
国立国会図書館内では、一部分のみ印刷できます。
Contents
InfoField
標題

目次

一、 昔壁の中より(段)/1

1、 昔壁の中より求め出でたりけむ(節)/2

(一) 字句に、捕へられないやうにするが肝要。(若い讀者への希望)/4

(二) 理解しながら、繰り返し繰り返し音讀を。(若い讀者への希望)/5

2、 また賢王の人を捨て給はぬ政にも/5

(三) よく落ちついて考へなければ。/7

3、 更に思ひつづくれば/7

(四) かういふ疑問の起らぬ人は、本當に讀む人ではない。/10

(五) 句と句などの連絡。/10

(六) 一語一句も、ゆるがせにしては。/10

4、 さてもまた集を撰ぶ人は/10

(七) この文の條理の整然たるところを。/15

(八) 其文としての目的を、十分逹していることが肝要。/16

5、 惜しからぬ身一つは/16

(九) 文章も、其目的を逹せしめるには、相當な用意が必要。/19

6、 さりとて文屋康秀が/20

(一〇) 古い文を味ふには、本歌・故事等を知るも必要。/24

7、 めかれせざりつる程だに/24

(一一) 文章を讀むにも書くにも、特徴を知り、特徴を現はすが大切。/27

8、 代々に書きおかれける歌の/27

(一二) 無邪氣な一面に、また一糸取り亂さない一面を。/31

9、 大夫のかたはら去らず/32

(一三) 實力を望む人は、辭書を用いて、重要語の意義の轉化をも。/35

10、 山より侍從の兄の律師も/36

(一四) 前後の關係を考へないと、文の意味を誤る。/39

11、 女の子はあまたもなし/40

(一五) 本節は、婦人の方に、よく味はつていただきたい。/42

12、 五つの子どもの歌/43

(一六) 根本の意義を、徹底的に理解していれば、これと同系の語はおのづとわかる。/45

二、 粟田口といふ所より/47

1、 粟田口といふ所より/48

(一七) どうですか、この文章の簡潔さは。/49

2、 野路といふ所は/50

(一八) 文章は、繪として眼に見えるまで、讀まねばならぬ。/51

3、 今宵は鏡といふ所に/52

(一九) 苦痛な、いやなことでも、詩文の材料としては、立派なことがある。/54

4、 いまだ月の光は/54

(二〇) このさつぱりした、かうかうしい所を、學んで下さい。/56

5、 十七日の夜は/56

(二一) 文章は、僞ではだめ。實感實景を叙したものには、どうしても心が引かれる。/57

6、 醒が井といふ水/58

(二二) この賞め方の味収を、ちよつと味つて置くとよい。/60

7、 美濃の國關の藤川/60

(二三) 自然に燃え立つて、出來たものでなければうそ。/61

8、 不破の關屋の/61

(二四) 本節は、讀んで興がないが、なぜでせうか。/62

9、 關よりかきくらしつる雨/63

(二五) ここに愚痴もいはず、苦境から脱する唯一の法がある。/64

10、 十九日、またここを出でて行く/65

(二六) 文章も、あらゆる方面に於て、變化を興へるが必要。/66

11、 晝つ方過ぎゆく道に/66

(二七) 詩や歌になると、盛に語句が轉倒せられてるから、譯するも、出來るだけ、原文の語句通りにするがよい。/67

12、 洲の俣とかやいふ川には/68

(二八) 然し、例外もあつて、轉倒した方がよいこともある。/70

13、 また一の宮といふ社を/70

(二九) 出來るだけ自由に、多くの思想感情を、いきいきと詠み出すやうに。/72

14、 二十日尾張國下戸といふうまやを/72

(三〇) 作者の立塲となつて見るが必要。/74

15、 鳴海の潟を過ぐるに/75

(三一) 要するに、自分の見聞、及び心のままをうつすが第一である。/77

16、 二村山を越えて行くに/78

(三二) 自然に動いた感じ、事前に走つた筆ほど、たふとい美しいものはない。/79

17、 八橋に止まらむといふ/79

(三三) 折々、伊勢物語の文によつて書かれたものが出て來る。/81

18、 二十一日八橋を出てて行くに/81

(三四) 古い文章を味ふには、その時代を知るが必要。/84

19、 日は入りはてて/84

(三五) またいふ、變化といふものはよいものである。/85

20、 二十二日のあかつき/86

(三六) 自然の詩である月を、よく觀察して置く必要がある。/87

21、 高師の山も越えつ/88

(三七) 昔の地理を知らねば。/89

22、 濱名の橋より見渡せば/90

(三八) 當時を知ることが必要。/91

23、 今宵は引馬の宿といふ所に/91

(三九) この文を、筆にまかせて思はぬことまで走らなた文と、見ては惜しい。/93

24、 二十三日天龍のわたりといふ舟に/94

(四〇) 或種の解釋には、事實習慣を調べて見るが大事。/95

25、 今宵はとほつあふみの見付の國府/96

(四一) 國名や地名は歴史を物語る。/98

26、 二十四日晝になりて/98

(四二) 文章は、はつきり理解せよ。理解しなければ鑑賞どころではない。/101

27、 二十五日菊川を出でて/102

(四三) 車中からでもよい、この文章を心に置いて大井川を眺められよ。/103

28、 宇都の山越ゆるほどにしも/104

(四四) 言語文章は、思想感情を傳へるものなれば、聞き手や讀者のことをも考へよ。/107

29、 こよひは手越といふ所に/108

(四五) この文章には、事實そのままを寫した所に生命がある。/109

30、 二十六日藁科川とかや渡りて/109

(四六) かうした歌に、そのうさをやる、實にゆかしい。/111

31、 暮れかかるほど/111

(四七) 實に事實はたふといものである。/112

32、 程なく暮れて/113

(四八) かく、どんな材料をも、美化してしまふのがたふとい。/115

33、 富士の山を見れば/115

(四九) この文には、作者がそのままあらはれて居るかと思ふと、これにいひ知らぬなつかしみが出來て來る。/118

34、 今宵は波の上といふ所に/118

(五〇) 簡潔を期するよりも、思ふ存分に想を述べよ。/119

35、 二十七日明けはなれて/119

(五一) 一言一句、むだのない文章である。/121

36、 今日は日いとうららかにて/121

(五二) 少し古い文章になると、文法がわからないと、正しい解釋も出來ねば、文章の面白味も味はれない。/123

37、 伊豆の國府といふ所に/123

(五三) 意外な獲物。/125

38、 二十八日伊豆の國府を出でて/125

(五四) 難解な文になると、前後の關係やら、作者の思想やら、道理やらを、十分に考へなければならぬ。/127

39、 いとさかしき山を下る/128

(五五) かかる險阻な所をうつすには、かうした短い句を以てする。/129

40、 湯坂より浦に出でて/129

(五六) よく前後を考へて、まとまつた解をすることが大切。/131

41、 丸子川といふ川を/131

(五七) かういふ文章も、見のがしてはならぬ。/132

42、 酒匂を出でて/132

(五八) 細い有明の月や、たちこめた朝霧は、たしかに作者の心のあらはれである。/134

三、 あづまにて住む所は/136

1、 あづまにて住む所は/137

(五九) 作者の經由せられた所を、一々たつねて見たい。/140

2、 前の右兵衞督の御むすめ/140

(六〇) うつくしい心と、立派な文と、きれいな文字との見舞は、實にたふといものである。/143

3、 式乾門院のみくしげ殿/143

(六一) 二人の親しみはうらやましい。旅愁を訴へている、慰さめている、それで上品である、言葉に、調子に。/149

4、 あかつき便ありと聞きて/150

(六二) 自分を、作者の地位に置いて見ないと、その眞意を理解することも、まして味ふことも出來ない。/153

5、 ほど經てこのおとどひ/154

(六三) いづれにしても、一應理窟の立つた解釋までしておくが必要。/158

6、 程なく年暮れて/158

(六四) 重ねていふ、作名の身になつて讀め、そして味へと。/161

7、 權中納言の君は/161

(六五) さながら、歌集にでも接しているやうだ、成程ここまでに九十二首である。/165

8、 彌生の末つかた/166

(六六) ここに、作者の佛教に對する信仰の點が見えている。/169

9、 卯月のはじめつかた/170

(六七) 文學は、或點まで實用的のものである。/175

10、 また和徳門院の新中納言/176

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